肘関節の運動(上肢の運動)
2.どのような運動があるのですか?
● 肘関節の運動
肘の曲がりが悪くなるとワイシャツなどの第1ボタンがかけにくくなったり、洗顔や食事動作などに不自由を来します。
肘の曲げ伸ばしの運動
- 家庭にあるテーブルなどを利用して行うとよいでしょう。
- 椅子に腰掛け、手をテーブルの上に置きます。
- ゆっくりと大きく肘の曲げ伸ばしを行います。
ポイント
手の重みで肘の曲げ伸ばしが難しいようでしたら、腕のところにタオルなどの滑りやすいものを敷いて行うと、運動が容易になります。
片方の手だけで動かすことが困難な方は反対側の手で腕を支えながら肘の曲げ伸ばしをすると、より楽に運動を行うことができます (自動介助運動)。
動かす角度は120°ぐらいまでが目標ですが、痛みをがまんして行わないで下さい。
肘関節をまわす運動(タオルや鉛筆を持ってテーブルの上で)
- タオルを丸めて筒状にして持ち、テーブルの上に立てます。
- テーブルの上でゆっくりと、本のページをめくるように左右に90°ずつ動かします。
ポイント
手に持つものはタオルでなくても構いません。鉛筆のようなものでもよいでしょう。